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ENTRY 01
NIIOKA
ANNA
新岡杏菜
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Interview
インタビュー
— つくコレに応募した理由を教えてください。
理由の一つ目は、小中学生の頃いじめとかにあっていて、自己肯定感が高くなることがあまり無くて。でも、高校に入った時、自分のことを「好き」「かわいいね」と言ってくれる人たちに出会いました。過去のことに引き摺られて自分を認めてあげられない日々が続いて、でもこれ以上自分の大好きな人たちが好きって言ってくれる自分を否定したくなくて、「自分の気持ちを変える」って意味で応募しました。二つ目は、私はコンプレックスから自己肯定感が低かったりして、でもそれって珍しい悩みじゃなくて、今の私たちが誰でも持っているものじゃないかと思っていて。同じように悩みを持っている人に勇気を与えられればと思ったんです。
— 新岡さんの大事な人について教えてください。
特に紹介したい人は2人ですね。1人目は大親友なんですけど、いつでも自分の味方でいてくれて、すごく心の支えになってくれた子です。彼氏ができた時、「もう私の方には構ってくれないんでしょ」って嫉妬してくれたことがあって、そういう一面がすごく可愛かったなって(笑)。もう1人はその彼氏で、応募した理由にもなったように、褒めてくれることに対して素直に「ありがとう」と返せなかった時に、彼が「俺は杏菜が素直にそれを受け止められるようになるまで待ってるよ」って言ってくれて。誰にでもできることじゃないと思うし、自分の好意を否定されても待っていてくれる姿勢はすごく紳士的だと思うし、それこそ優しさなのかな、って私の中ではとても大きな出来事でした。
— 座右の銘はなんですか?
「嫌いになられるのも好きになられるのも同じ確率」。「好かれる」「嫌われる」「ファン」「アンチ」って言葉、よく見かけるんですけど、人の価値観って本当に人それぞれで、好かれるのも嫌われるのもその人の価値観だと思っているんです。だから私には好かれたい、って願望はなくて。結局その人の価値観に私の価値観があえばいいな、くらいのテンションで生きているので、つくコレを通してもそうですが、そんなに自分を主張することを恐れないで行った方が人生楽しいかな、って考えてます。
— 将来の夢はありますか?
二つあって、一つは作家として本を出版したいということです。私、太宰治がすごく好きで。他にも日本近代の作家さんがすごく好きなんですけど、作品内の思想や価値観、主人公の行動などに勇気づけられた経験があったので、そういったメッセージ性のある作品を届けたいと思っています。二つ目はその好きな作家さんについての研究者になりたいなということです。
— 新岡さんの一番好きな作品はなんですか?
太宰治の『人間失格』です。出会いは小学五年生なんですけど、元々は「所詮は作者の妄想じゃん」って固定概念から本が嫌いで。でも母から勧められて読んでみて、感動して泣いちゃったんですね(笑)。よく「クズだ」「女性にモテた」なんてフレーズを宣伝で使われるんですけど、『人間失格』の本質はいろんな人が抱えている弱さとか苦悩に向き合ったからこそ、辛くて悲しくて、起こった出来事だと思っているので。自分の悩みに共感してほしいと思っているのであればそれこそ魅力的に映る作品かなと、そこが大好きな作品です。